かめしめHSのブログ

最高の暇潰しを目指して

美女と野獣を見ていない僕の想像物語~始まり~

最近コマーシャルやネット上を騒がしている映画

美女と野獣

あのハリーポッターのハーマイオニー役として出演していたエマ・ワトソンさんが出ていることもあり、怒涛の勢いで映画史に歴史を刻んでいるとのこと。

今回、時代の流れに逆らわない系の僕も、映画館で美女と野獣をキャラメルポップコーンのポップじゃない部分を除けながら鑑賞しようと思っていたのですが、ふと突然に、最近想像力の欠如に悩んでいることを思い出したのです。

例えば、通勤途中に鳥のフンが頭から落ちて宝くじを購入したのも、上空で優雅に飛んでいる鳥の便事情を想像できなかった、僕の想像力の乏しさが原因ですし、
メイド喫茶で40代っぽいおじさんに店長さんですか?と聞いたところ、「妖精です」と真顔で言われたのも、メイド喫茶の持つ魔法の範囲が男にまで影響することを想像できなかった、僕の想像力の乏しさが原因です。

そこで今回、人生で1度も見たことのない美女と野獣を、映画館で鑑賞する前に想像でここに作り上げ、実際に映画を見に行って答え合わせをしようと思います。

要するに、美女と野獣というタイトルだけで、どこまでの想像ができるかを試していくわけですね。
映画館で観た際、ここに書いていくストーリーと全く同じことが起きれば、僕の想像力もまだまだ捨てたもんじゃあないってことです。
(魔法にかかって野獣になったことだけは知ってます)

~序章~

ひろやは地域一、手の付けられないほどの悪ガキ。
物があれば破壊するし、買い物を任せると必ず卵が割れた状態で持って帰ってくる。

さっさは地域でも普通の少女。
中肉中背でテストの点数も平均点。

そんな2人は幼馴染。でもまぁ互いを意識するわけでも、けん制し合うわけでもなく、お互いがお互いの人生を全うしていた。

そんな生き方の異なる2人もやがて高校生になり、普通の少女、さっさも周りを気にしてオシャレをしだした。

さっさ「はぁ・・・何で私はこんなに普通なのかしら。もっと可愛くなりたい。」

毎日そんなことを考えては、女性のための無料まとめアプリ-pool(プール)-を寝る直前に読んで、オシャレになれるよう、努力していた。

一方のひろやと言えば、相も変わらず悪ガキそのもので、お店に立てかけてあったホウキを剣に見立てると、友人とチャンバラを始めた。

ひろや「うぇ!おらっ!うほ!っぶね~!ギャハハハハハ」

ひろや「あ、折れた!ま、いっか!ギャハハハハハ」

こうしてひろやは、お店に立てかけてあったホウキを捨て、友達とゲームセンターに太鼓でドンをしに向かった。

ホウキが魔女の店に立てかけてあった物であることなど、一切知ることはなく・・・。

~第一章~

魔女は10年もの間、ひたすらに作り続け、完成一歩手前のホウキを見るために外に出た。

魔女「フっフンフっフンフフ~フフフ~ン♪私が頑張って作ったホウキ~♪そろそろ乾いたかしら?」

しかし、魔女の目の前に広がっていた光景は、10年もの月日を走馬燈として巡らせるのに十分だった。

魔女「キィイイイイイ!!私のホウキが・・・私の・・・」

目の前の光景を受け入れることができず、ただただ動転する魔女。
しかし、しばらくすると、怒りが魔女の脳を支配していく・・・

魔女「痛かったでしょう。怖かったでしょう。その気持ちは必ずや私が晴らしてあげる」

散らばったホウキを拾い集めると、魔女は再び家の中へと帰っていった。

魔女「鏡よ、鏡よ、鏡さん。私のホウキを壊した人物をうつしたまえ」

 

<曲を選ぶドン!>

魔女「そう、この坊やが私の大事なホウキを壊した子ね。・・・絶対に許さない」

そう呟いた後、魔女は禁断の闇魔法を唱えだした・・・

魔女「Sin~Cos~Tan!!」

~第二章~

<100コンボ~>

今日も剣に見立てたスティックを2本持ち、自らの腕前を惜しみなく披露していたひろや。

しかし、150コンボに近づいた時、ある異変がひろやを襲う。

ゾワぞわゾワぞわ・・・

顔、腕、足。
素肌が見えなくなるのでは無いかと思うほどに体毛が突然濃くなりだしたのだ。

一緒にゲーセンに向かった友人はその光景をこう語る。

友人「俺はひろやの太鼓でドンを隣でみていた・・・。すると突然、あまりにも突然に・・・毛が生えだしたんだよ!!最初は成長期かな?と思ったけど、途中から成長期の割に身長が伸びていないことに気付いちまった!だから怖くなって逃げたんだよ!」

しかし、ひろやは毛が生えてきていることなど気付かず、順調にコンボを重ねていく。

<200コンボ~>

次の瞬間、ひろやの顔からは牙が生え、爪は頑丈に鋭く尖った。
ひろやは剣に見立てたスティックを2本とも床に落とした。

キャアアアアアアアア!!

周りにいたカップルや店員がひろやを見ては悲鳴を上げる。

最初こそ、悲鳴をモテていると思っていたひろやも、落としたスティックを拾おうとしたところ、手の形が違うことや、体毛が濃いことに気付いた。

なんだこれは?どっきりか?カップルうるさいなぁ。俺の身体はどこだ?あれ、友人どこ行った?カップルうるさいなぁ。ウイルスか?水分不足か?カップルうるさいなぁ。

<成績発表~!>

ハッと我に返ると、無我夢中で家に帰り、気付いた時には家のベッドで布団にくるまっていた。