かめしめHSのブログ

最高の暇潰しを目指して

脱サラして実家の店を継ぐ決意を家族に報告した結果

我が家は親子3代に渡り、自営業のお店を経営している。
お客さんが入っているところはほとんど見たことがない
しかし私にとってそのお店は祖父、祖母、父、母の家族4人で支えている、誇り高き店。
ちなみに祖父は85歳になってもなお1日12時間以上働いており、近所でも噂の存在。

そんな私が脱サラして実家の店を継ぐ決意を家族に報告してきたので、
その結果を書いていこうと思います。

私が脱サラしようとした理由

現在私は平日会社、土曜は実家のお店を手伝うといった生活を過ごしている。
会社はもちろん大変で、せっかくの2連休ぐらい休みたい気持ちもなくはないが、
働きながら家族と汗を流せる実家のお手伝いは一種のストレス解消だ。

しかし、そんな生活を続けていた私はふとした疑問を持つようになっていく。

しょーき「俺って、家族助けれてるのかな?」

と。

土曜は手伝ってあげられているから良いものの、平日は私も会社で手伝えないため、
家族4人でお店を回し、夜遅くまで働いていると考えると、かわいそうで仕方なかった…

しょーき「沢山お世話になったのに、特に継ぐことも考えず、会社に入って、
のうのうと生活している。俺はこのままでいいのか…?」

私は次第に疑問が頭から離れなくなっていった…。

そして、脱サラすることを嫁に伝えた。
すると意外にも嫁は

嫁「しょーき君がしたいようにしてくれていいよ。私は大丈夫だから」

と言ってくれたのだ。
私は久しぶりに心の底から感動したことを今でも思い出す…
そして、最高のパートナーができたと、少量の涙が頬を伝った。

報告前夜まで悩みに悩みぬいた私

自由への扉

嫁からのOKを頂けたのは良かったものの、心臓の鼓動が荒ぶるほどに私は悩んだ。

<今の会社が嫌いなわけではない。辞めて本当に後悔しないだろうか?>
<子供ができたらどうする?しっかりと養っていけるのか?>
<例え失敗に終わっても、今の会社に戻ることはできない>

ありとあらゆることが頭の中に浮かんでは消える。
今までの人生で一番悩んだかもしれない。

結局悩みは明け方まで続き、一睡もすることができなかった。
脱サラ報告のため、実家に向かう車の中でも私はずっと悩み続けた。

しかし、実家に近づくにつれ、今まででも、何だかんだでうまくいってきたから大丈夫だと
ポジティブな気持ちが芽生えだした。

家族に店を継ぐ報告した結果

実家に到着するとかなり冷静になり、ポジティブ考えられるようになっていた。

<俺ならできる、大丈夫。多少の反感はあるはず。でも絶対説得させることができる>

そんなことを考えながら、私は家族を呼び、

・脱サラして店を継ぎたいこと
・家族が大変そうなのを見ていて支えてあげたいこと
・私が会社で学んだ知識を店で活かしたいこと
・会社で貯めた貯金があるから仕事覚えるまで給料はいらないこと
・家族と一緒に働きたいこと

を、少し熱がこもりすぎて、涙目にながら家族に訴えた。すると…

ばーちゃん「病院行っておいで」

じーちゃん「あかん、昔はそれでもよかった。
けれど今はわしらが食べるに困らないだけのお金しか稼げれんのだわ」

母「しょーきは優しいから(泣)」

父「しょーきの乱がおきた!」

ばーちゃん「精神病院に行っておいで」

じーちゃん「もう今の時代、サラリーマンがいっちゃんええ職業や。そんなこと、絶対に考えちゃかん。」

母「しょーきは昔から本当に優しいから…(泣)」

父「今日の昼飯は和食さ○にしよう!」

こうして私の脱サラ報告はあっけなく終わり、私は今まで通り、仕事を続けることとなった。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。