【セミ恐怖症】セミの鳴き声、生死の見分け方を学ぶ
夏になるとヤツらは必ず現れる…。
首の無い耳元から羽の生えた虫「セミ」
私はセミ恐怖症…。
苦手なものを克服するには、まず相手を知るべきということで、セミ恐怖症の私が、
セミの鳴き声や生死の見分け方について調べてみました。
土の中で5~6年暮らし、地上に出てきておよそ1ヶ月間で死ぬ彼らは一体何を思い、
何を感じるのだろうか…。
セミ恐怖症を克服する
小学生の頃、セミ捕りに行っていた私も今や、セミ恐怖症で頭を抱える毎日を過ごしている。
日常生活において具体的にどのような支障が出ているかを見て頂きたい。
- 出社途中に通る公園が緑豊かなため、大量のセミが潜んでおり、中には私めがけて突進してくるセミがいる
- 家にいてもセミの鳴き声が聞こえてくるため、常にセミのことが頭から離れない
- 道端に倒れていたセミを避けて通ろうとすると、急に主人が帰ってきて喜ぶ犬のように飛び回る
みなさんも同じ体験、あるのでは??
続いて、セミによるいじめ。
- セミの抜け殻を机の上に大量に置かれた
- セミの抜け殻を服につけられる
- 生きてるセミを投げつけられる
もし私がセミを嫌いでなければ、上記のストレスやいじめなどを受けずに済んだはずなのに…。
セミの情報を収集し、苦手を克服してみせる…!!
睡眠妨害!セミの鳴き声
夏になると窓を閉めていても聞こえてくるセミの鳴き声。
でも、あの小さな体のどこからあれだけの声量が出ているのか、不思議でたまりませんよね。
セミの鳴く仕組みは一般的な昆虫のように、羽と体を擦った摩擦音の他に、
お腹の中から音を出すことができます。セミのお腹は空洞になっているため、音が響くとのこと!
だからこそ、あの耳をつんざくような不協和音を出せるというわけですね…。
では、セミの不協和音は一体どれぐらいの音量なのでしょうか?
その音量、なんと90DB
カラオケや、犬の鳴き声と同じぐらいだということです…。
なぜそうなる?セミの仰向け
私がセミに対して最も【嫌悪感】を抱く箇所として、
《地面にひっくり返っている状態にも関わらず、近くを歩くと、途端に暴れだす》があります。
「暴れるならなぜ地面に仰向けで寝るの?大人しく木に止まってればいいじゃん」と思うのですが、
セミにはセミなりの悲しい理由があるみたいです・・。
私達が初めて雪の上で行動した時、親から散々注意されても、何度も転んだ経験がおありかと思います。
コンクリートの上で歩く時より注意する必要があることを、年数をかけ、高度な頭で、
身を持って経験していきますよね。そのおかげで、大人になれば慎重に進み、転ぶ機会も少なくなります。
しかし、地上に出てきて1ヶ月程度で死んでしまうセミにはトレーニングを積む暇などありません。
飛び方さえ習わずに、どんな材質でも「木」の感覚で止まろうとし(?)、
その結果窓ガラスなどにぶつかり地面に仰向けになってしまいます。
そして一度仰向けになるとセミは背中が重いため、よっぽど暴れない限り起き上がれず、
空を見続けたまま1~2日間放置すると餓死してしまいます。
セミからしても、仰向けになりたくてなっているわけじゃないということでしょう。
セミが生きてる?死んでる?
セミの近くを通るとき、いきなり暴れられて心臓が止まるほどの経験をした方が何人居るだろうか…。
経験していない人を見つける方が大変だと思います。
セミが生きている・死んでいるの最も簡単な見分け方としては、死後硬直後の手足の交差を見ます。
具体的に言いますと、仰向けになっているセミの手足が交差していれば「死んでいる」、
交差していなければ「生きている」という可能性が高いということです。
※たまたまその状態になっている可能性も十分にありうるので、万全の注意を払ってください※
<そもそも家の近くにセミがこれない環境を作ればいいじゃん>と思ったアナタ。
良い物があります。木酢液(もくさくえき)です。
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木酢液は生ゴミの消臭や洗濯物、ペットののみ対策など、多用途に使用することのできる物ですが、
セミ避けにもなりうるとのこと。
詳細は、こちらの蝉除け、セミを駆除・撃退するためのアイテムいろいろを参考にしてください。
まとめ~セミから学ぶ~
セミは7年ぐらい土で生活し、死期が近付くと地上に出てくる。
そして 子孫を残すためにオスは全身全霊で鳴く。
己の位置を外敵に知らせる行為は、人間では考えられない。
しかしセミは全力で行う。ただ一つ、子孫を残すという目的のためだけに…。
色々とセミについて調べていくうちに分かったことは、「ただ単に必死」なこと。
人が近付くとすぐに飛んでいくのも、飛行能力が高くないのに行動するのも、
仰向けになっても死を認めない姿も。
「生きて子孫を繁栄させる」ことに必死なだけなんです。
私はこんな生き方をしていません。
「休日に早くならないかなぁ…」と考えながら、
日々の出来事に一喜一憂して生きているぐらいです。
セミの姿を見て「気持ち悪い」とか「悪寒がする」などと思っていましたが、
生き様を知ると「見習うべき」と思います。
セミは立派です。
私たち人間は、セミの生き様からより多くのことを学ぶ必要があるでしょう…。
最後までご覧下さり、ありがとうございました。