かめしめHSのブログ

最高の暇潰しを目指して

【非は認めよう】私が学校で退学届けを書くしかなくなった理由

私は小中高にまで周りが引くぐらのバカだった。
いや…それは今でもそんなに変わらない。

そんな私には、大学と呼ばれるエリートに与えられた道は用意されておらず、
今までの知識をほぼ見られなかった、専門学校の道へと進むことに。

そして、専門学校に入った私はなれない勉強に頻尿になりつつも、
少しずつ知識を身に付け、資格を順調に取得し出した…そんなときだった。
私はとある出来事によって先生に退学届けを出す結果となったのだ。

今回はそんな私の珍体験を紹介したい…。

先生とはマブダチ

勉強は頻尿になるぐらい嫌いだった。
でも、友達や先生と共に、勉強をハゲ増し合いながらできたことで私はめげずに、
勉強を頑張ることができた。

そんな私は先生とも友達感覚。休みの時間は勉強の相談ばかりでなく、
プライベートの相談にも乗ってくれる先生に好意を抱いていた※恋じゃなく※
その気持ちは先生も同じで、肩パン蹴りしょっちゅう入れてくるほど、
先生も私のことが好きだった。

先生がマジギレ

そんなある日のことだった。
朝、私はいつも通り専門学校の校舎に入り、エレベーター待ちの行列に並んだ。
5~10分待ってようやくエレベーターに乗ると、授業開始3分前のことを
携帯で確認した私は普通に教室に入り、自席に座った。

すると、

先生「ヲイ!言うことないんか?」

まるでヤン○ーかのような怒号が教室中に響いた。
明らかに私に言っていると分かったが、意味が全く分からず
朝の挨拶がなかったからマジギレされていると思い

しょーき「え、あ、おはようございやっすぅ…」

と、困惑しながら挨拶した

先生「あ?こっち来いや

ぽかぽかした太陽光を浴び、朝から気持ちよく登校したはずなのに、
意味も分からず怒号を浴びせられ、しまいには教壇の前に立たされる羞恥プレイ。
巷では温厚な少年Sとされる私も、さすがに腹がムクムクっと立ってしまった。

先生「お前、今何時とおもっとんだ?時間すぎとるがや!

んなバカな!と思ったが、どうやら私の携帯の時間がズレており、
教室に入ったときには朝の会が既に始まっていたようだ。

しょーき「あ、携帯が壊れてたみたいで…すいません。なんでそんな怒られなかんのっすか?」

余計な一言だってことはわかってる…。謝れば終わりってこともわかってる…。
でも遅刻は日常起こってるし、遅刻でマジギレしたことのない先生が急にマジギレ。
直感で皆への見せしめでキレられていると理解してしまい、途端に
<ふざけるな、俺は常習犯じゃない。なんで俺のときはこんな態度とられなきゃかんのだ!>
と、不公平感を感じ、若干反抗する態度をとってしまった。

先生「なんだその態度?なめてんのか?

しょーき「いや、何でそんなキレられなかんのかがわからないんすよ、そんな言われ方したらムカつくんすよ!

冷静になって考えれば私が悪い。そんなことは分かるけども、当時の私は頭に血が上り、
どんどん自分を制御できなくなり、気付いたらほぼ喧嘩状態。
20歳にもなって社会は公平であるべき信じてやまない私は不公平感からくるストレスと
勉強で溜まっていたストレスを解放するかのように、言いたいことをとにかく言った。

…そして、あんなにも仲の良かった先生と、喧嘩別れすることとなった…。

先生とマジバナ

あんなにも仲の良かった先生。
しかし、その日を境に一変してしまった。

タバコを吸いに行けば目を合わさず、授業中・放課後の絡みも一切なくなり、
言い合い前後で先生と私がギクシャクしているのは友達でも分かるぐらいだった。

私は日々、謝るタイミングを逃しては仕方がなかったんだと、
どうすることもできない自分をなだめた…。

すると、ある日の喫煙所でのこと、先生から「やる気ないなら学校やめるか?」と言われた。
久しぶりの会話に、突然の発言。一瞬困惑したが、思い起こすと授業にも集中できておらず、
やる気は全くと言っていいほどなかった私は、半ばやけくそに「はい」と返事した。

放課後、印鑑とボールペンを持ち先生の後をついていくと、普段使わない教室に案内された。
乱雑に置かれた机と椅子。2人分の椅子と間の机を用意すると、2人は腰を下ろした。

先生「じゃあこれにサインして、ここに押印して」

親にも一切話しをせず、独断で決めたことはいいが、目の前にすると踏みとどまってしまう。
・専門学校をやめて俺はどこに行けばいい?
・家族に相談無しに勝手に決めていいものか?
・もう少し居れば、状況は変わるんじゃないか?

様々なことが脳をよぎった後、やる気のない状態で続けても無駄な時間を過ごすと考え、
先生に言われた場所にサインし、印鑑を押した。
あの印鑑を押すときの緊張感は今でも忘れられない…。

先生「じゃあこれで、手続きは済んだ。本当に後悔はないな?」

しょーき「はい。今のままでいても無駄な時間を過ごしてしまうので」

先生「そうか。この間のこと気にしてるのか?」

しょーき「そうっすね。言い過ぎたと思ってます。すいません。」

先生「何でこういう状況にならないとお前は言えないんだ?」

しょーき「何か、言いずらかったっす。でも最後に謝れてスッキリしました。すいませんでした。」

私は子供だ。
あのとき謝っていれば専門学校を辞めずに済んだのに。
こんな小さなことがこんな最悪の結果を招くとは思わなかった。

それでも、私が間違っていると認め、最後の最後で好きな先生に謝ることができた。
…なんだかんだで色々とあったが、最後はスッキリと終わらせることができた。
私は下を向きながら、思い出やこれからの不安を巡らせた、その時。

ビリリリリ…

乾いた空気に乾いた音が響いた。

ふと視線を上げると、そこにはしかめっ面で退学届けを破っている先生がいた。

そして先生は私にこう言った

先生「悪いと思ったら自分から謝るんだ。取り返しがつかなくなる前に。

まとめ

こういった、G○Oの鬼塚みたいな先生はいないと思いますが、
私はそのおかげで、謝罪の大切さを学ぶことができました。
本当に感謝!

読者様の中でも、すぐに謝れば小さく済むことが、ごめんなさいが言えなくて、
大事になってしまった経験をした方、いると思います。

非を認めるのは確かに苦痛。…ですが、非を認めずに逃げ回っている
後悔の時間の方がもっと苦痛です。
悪いと思っていることは素直に謝ることで、良い人間関係が築けます!

後悔しないように、非を認め、謝罪する習慣をつけていきましょう!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。